2007年8月14日火曜日

花街 その2

お盆です~ご供養・線香・花街~

おっしょさんのお話(あくまで覚えている範囲ですが)

・・・中には、火がついたことをよく確認せずに香炉へ立ててしまう方がままありまして、
焦げたお線香が燃えずに残っていたりすることがあるんです。
これはお経中、とても気になりますね。線香に火がつくほんの僅かの間を待てるか待てないか、これは心の問題として、大きいと思うんです。
ところで、お線香の先についた炎を消しても消えないことがあって…、
手で払っても振り回しても消えなくて、しまいに火の子を振り落として大騒ぎする方があります。
どういう訳かみんなが見ている時に限って、消えないんですね。
顔からも火が出そうになってます。
それで、消えない時はどうするか。
こうやって線香を縦にスッと、素早く下ろしてください。ほら、すぐ消えますね。
さり気なくそういうしぐさが出ると、奥ゆかしいですね。

お線香の火は、口で吹き消すのではなく、手であおいで消すようにします。
人間の口は、とかく悪業を積みやすく、けがれやすいものなので、仏に供えた火を消すには向かないからです。

お線香は、大事な仏さまへの供養物です。そしてその香りは、お線香をたく本人はもとより、周囲へゆきわたる徳をもっています。四方に無限に広がり、私たちに深いよろこびと信心ごごろをおこさせます。一度火をともしたお線香は燃えつきるまで芳香を放ち続けますね、命あるかぎりの仏さまへの信仰と、努力し続けることをあらわしているのです。お線香の良い香りは、時と所の不浄をすべて清める徳をもっています。

0 件のコメント: